Preface

SIDE OLIVIA
Posted originally on the Archive of Our Own at http://archiveofourown.org/works/43635468.

Rating:
General Audiences
Archive Warning:
Graphic Depictions Of Violence, Major Character Death
Fandom:
SixTONES (Band), Snow Man (Japan Band)
Language:
日本語
Series:
Part 4 of 純潔探偵~DIAMOND ICE~
Stats:
Published: 2022-12-15 Words: 741

SIDE OLIVIA

SIDE OLIVIA

第一部

私はとにかく育児が嫌なのよ。子供が嫌いなのよ。私の子供はいつも元夫に肩入れするし、離婚した時には彼に付いていって私を独りにしたわ。だからもう子育てはしないと決めていた。それなのにある日、私のおもてで手紙と日本語の教材付きで箱に入った赤ん坊が捨てられていたわ。あらまあ責任感のない親だわ。私が数年間日本でお仕事していたから日本語ができるからよかったものの。この餓鬼が成長したら痛い目に合わせて見せるわ。だって、子供はみんな醜いんだもの。

とりあえず手紙を読んでみることにしたわ。この赤ん坊、まさかマフィアの子だったとはけしからんわ。そうだ。この餓鬼が18歳になった時に備えて、このDiamondとSilver Iceとやらを利用して彼女の人生をメチャクチャにして見せるわ。まずは18年間、彼女に愛情を込めるふりをすることね。

 

第二部

I

私は両組に国際電話をかけたわ。両組には「彼女の18歳の誕生日にお越しください。」とだけ伝えたわ。そして彼女が18歳になった時彼女をここから追い出せばいいのよ。そうすれば両組の争いが激化して彼女もてんてこ舞い。あとは彼女が18歳になるまでこの家から一歩も出さないというのもいいわね。教育は家庭教育にすれば問題ないわ。

II

彼女がついに18歳になったわ。ついに彼女を追い出す朝が来たわ。どうせマフィアの血筋なのだから非行に走って落ちぶれるような小娘なんていらないのよ。あとは両組のトップが訪問する夕方まで待つだけよ。

あら、早速両組の間に亀裂が走っているわ。見ていて実に愉快だわ。

 

第三部

After Paris

あの小娘が帰ってきたわ。彼女ってば狂犬よりうるさいわ。沈黙を貫けば彼女は出ていくでしょう。抗争が激化したらしいわね。あらめでたいわ。

After Death

やはり小娘はしぶといわね。任務に失敗したくせに。真実を話したところで何も変わらないというのに。愚かな小娘め。私を殺すなら殺して見せなさい。あなたが捕まるだけよ。

 

Olivia Executed. Fin.

Afterword

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